10/27。朝7:00起床。今日は釣りに行くので早起き。

朝起きて身仕度をして、バスが迎えにくる8:55にホテルの外に出てバス待ち。


こっから先の出来事は書きたくない。ムカつきすぎて。


そして現在12:34ホテルのロビーでこれを書いてます。つまり今日は釣りには行けなかった。

一応日程を明日にずらすという形で落ち着いたのだが、明日楽しめる自信が全くない。今日起こったことは整理すればするほど納得がいかなくなる。早くこの件について考えるのをやめなければいけない。


なのでとにかく心のリフレッシュをと思いビーチへ行って日光浴。サンオイルを塗ってガンガンに焼いてやろうとビーチに寝そべる。めちゃ暑い。今日は多分タイに来てから一番のいい天気。あぁあ、今日釣りに行きたかったなぁ。。。


2時間ほど日光浴してからホテルに戻って洗濯。洗ってから気づいたのだが、どうやらこのホテルには洗濯物を干すスペースがない。どうしようと困ってたらオーナー(イタリア人)登場。彼にどこに干せば良いか聞いてみたら、ホテルの裏口に即席の物干し場を作ってくれた。普段宿泊客には近所のランドリーサービスを利用してもらっててこのホテルで自分で洗濯をする人はほとんどいないそうだ。僕が自分で洗濯したと言ったら苦笑いしてた。


洗濯を終え、今度はスーパーマーケットへ。ちょっとお酒の力を借りましょうと思って赤ワインを一本購入し、帰宿。現在二杯目。結構酔ってる。16:33。


お酒を飲みながらも今朝の出来事をついつい考えてしまってうわーっとなる時間が結構あったのだが、ワインのボトル半分ぐらいを飲んだところでだいぶ気持ち良くなってどうでもいいかてきな謎のハイテンションになることに成功。そして夕食を食べに行った店でおばちゃんとハイテンションで談笑。あまりに適当で会話になってるとは言い難い談笑だが、会話なんてもんはこのぐらい適当な方が喜ばれるんだろうな。


メニューは二日連続となるカニカレー。昨日の店よりちょっと安く150バーツ。早くこねえかな17:50。


おいしいカニカレーを完食してホテルへ戻り、寝てしまった。目覚めたのが21:00だったから、多分2時間ぐらい寝ていたのだろう。


しかし散々な一日だったなぁ。これが旅の序盤だったら、きっと楽しめていたんだろうが。こういうトラブルを楽しめなくなってるってことは、やっぱもう潮時なんだろう。23:04。



一夜明けて10/28。7:30起床。気を取り直して今日は昨日行けなかったフィッシングへ。大物釣るぞ。


9:00、迎えにきたバスに乗り込み船着場へ。10分ほどで船着場に到着し、そこで20人乗りぐらいのやけにカラフルな船に乗り込み、釣りポイントへ向けて出発。旅行会社で釣りのポイントまで船で一時間ぐらいと説明を受けていたのでさぞ遠くのポイントまで連れて行ってくれると思ってたのだが、説明と異なりわずか5分で最初のポイントに到着。思いっきり沿岸だ。かなり拍子抜け。そして貸し出された釣り具も説明で聞いていたルアー(疑似餌)の仕掛けではなく、単純な重りと針と餌(イカの切り身)、という非常に簡素な仕掛けだった。この時点で、旅行会社で貰ったパンフレットに載っていた白人男性がキハダマグロを抱える写真は完全に嘘だと気づいた。あのタックルでマグロを釣れる腕があったら、たぶんその道で一億円プレーヤーになれるだろう。


釣り船に同乗した僕以外の客もみんな外国観光人で、中国人と、どこの国かはわからないけど英語圏の欧米人。一人だけ竿の扱いに慣れてそうな白人のおじさんがいたが、それ以外の人たちは動きがぎこちなかったので普段は釣りはしないんだろう。彼らはきっとマグロが釣れると思ってるはずだ。


ちょっとずつポイントを移動しながら釣りをすること6時間ほど。途中海に飛び込んで遊んだり船の上で昼食が振舞われたりってのも挟んで、16:00ごろ釣り終了。僕の釣果は20cmぐらいの魚一匹のみ。船頭さんは「シャパン」という名前の魚だと教えてくれた。メバルの仲間だと思われる。他の乗客も大して釣れてなかったが、50cmぐらいのイスズミっぽい魚を釣りあげた人がいてそれはちょっとうらやましかった。しかし思い描いていた釣りとは何もかも違った。やっぱ4000円でできることなんてどこの国でもたかがこんなもんなんだな。とは言え事前に受けてた説明とここまで違うってのはちょっと受け入れ難い。説明通りだったことなんて冷たいミネラルウォーターが飲み放題だったことぐらいだ。


17:30、バスで送ってもらってホテルへ帰り、シャワーを浴びて昨日の残りのワインを飲みながらぼーっとして、また外出。夕飯へ。適当なレストランに入ってグリーンカレー(90バーツ270円)を注文。まぁうまかった。

以上サムイ島チャウエンビーチ付近のレストランにて。



10/29。朝7:00起床。今日も朝の散歩。なんか慣れてしまってるが、早朝のビーチを散歩できるのなんてかなり贅沢なことだよなと改めて思う。


今日は何の予定もないので、時間を気にせず結構歩いた。途中安食堂で40バーツのおかず二品ぶっかけごはんを食べて、ホテルに戻ったのが確か10:30ぐらい。それから共用リビングのソファーでニュースチェック。香川怪我しちゃったのか。そう言えばこの旅で何人も香川のユニフォームを着てる人を見た。東南アジアの人にとっても香川はかなりのスターらしい。ほとんどがマンUユニの香川だったが、バンコクで日本代表の10番シャツを見た時は嬉しかったな。


その後再び外出。歩いてすぐ近くの旅行会社へ。目的は、昨日宿のイタリア人オーナーから教えてもらったとあるパーティーの会場に向かう交通手段の確保。


そのパーティーは毎月一回満月の夜に、サムイ島から船で40分の距離にあるパンガン島という島のビーチで開かれるという。その名も「フルムーンパーティー」。「ものすごい数の人が集まるんだよ」とオーナーが言ってたのでどんなもんかと思ってネットで調べたところ、本当にすごくて、なんと、世界中から二万人(!)ぐらいの人がそのビーチに集まってトランスミュージックにのって踊り狂うそうだ。せっかくそのタイミングにサムイ島にいるのだから、そのクレイジーなイベントを見にいかないなんて考えられない。


というわけで旅行会社で交通について聞いてみたら、フルムーンパーティー用にホテルからサムイ島の港への車+パンガン島へのボートの往復券が800バーツ(旅行会社への手数料こみ)でありますよとのことだったのでそれを予約してもらった。明日の午後6:00ぐらいに車がホテルに迎えにきてくれて、パンガン島には午後7:30ごろ到着し、遊び疲れたら、朝まで一時間おきにサムイ島へのボートが運行されてるからそれに乗って帰ってきてくださいということらしい。楽しみだがしかし何か凄そうだな。トラブルの予感がプンプンする。ラリってる奴には近づかないようにしよう。


そしてついでにサムイ島からプーケットへの船+バスも予約。600バーツ。あれ?プーケットからきた時より150バーツ高い。なんでだろう。まぁいいや。プーケットへ戻るのは11/2。そして気が変わらなければ、11/5のフライトで名古屋に到着します。


チケット手配が終わって今度は宿に戻って今日チェックアウト予定だった宿の延長手続き。あと二泊だけしてプーケットへ戻ろうと思ってたのだが、「あと三泊したらプラス一泊ただにしてあげるよ」とイタリア人オーナーが言うので、じゃあそうしますということで結局あと四泊することにした。別に急いでプーケットに戻る理由はないので。


そしてビーチへ。日没まで海を眺めつつiPadのアプリで英語の勉強。アプリは、旅を経てほんのちょっとだが英語に慣れた気がするこの機会にちょっとでも英語力を伸ばしてやろうと思ってダウンロードしたもの。こんな俄かでどうにかなるほど語学は甘くない、という部分もあるのだが、一度調子にノッてしまえば時に一気に伸びたりするもんだ、という部分があることも経験上知っている。どうかこれを機に一気に英語うまくなれ。


日没後食事へ。レストランでトムヤムクン(80バーツ200円ちょい)を食べた。この前プーケットで食べたやつより美味かった気がする。


食後セブンイレブンにおいてあった体重計に1バーツコインを投入して体重測定。61.7kgだった。旅に出る前が63kgぐらいだったから、残念ながら1kgちょいしか減ってない。いや、というか多分ジョホールバルら辺にいた時は移動がきつくて全然食ってなかったのでもっと痩せてたんだろうが、オーストラリアを経てタイに来た辺りから食欲全開でリバウンドしちゃったんだろうなと思う。20歳前後の時以来久しぶりに60kgをきってるのではないかと期待していたのだが、全然だ。旅行ダイエットはイマイチな結果に終わりそう。


そしてその後再びビーチへ。こんだけ長く海辺の街に滞在してるが、日没後のビーチにきたのは初めてだ。19:00を過ぎてるが明日が満月ということで結構な月明かりでかなり明るいサムイ島のチャウエンビーチは昼間の賑わいが嘘のようにほとんど人がいなくてかなり素敵なシチュエーションだった。適当なところに腰掛けて波音をBGMにしばし読書。


一冊読み終わり、今度はこの海を眺めながら音楽でも聞きましょうと思ってiPadのmusicアプリをタップしたら、開かれたのは、ブルーハーツの「1001のバイオリン」。この旅の途上だけでも何度聞いたかわからない、僕が非常に好きな曲なのだが、意図せずして偶然聴くことになったこの時の一回は、僕にとって特別な一回になった。音楽をあんな風に感じたことはない。

過去のいろんな場面での怠慢や努力や決断や偶然を経て今眼前に広がることになった景色とイヤホンから流れてくる歌詞やメロディーによって、自分の今までやこれからに対する後悔や納得や心配や気合いみたいなものまでが同時に喚起されて体の奥底から全身が波打つような。要するに感じたことがないほどものすごいグッときたのである。歌詞で言うとこの辺のラインがクライマックスだった。


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誰かに金を貸してた気がする

そんなことはもうどうでもいいのだ

思い出は熱いトタン屋根の上

アイスクリームみたいに溶けてった


ヒマラヤほどの消しゴム一つ

楽しいことをたくさんしたい

ミサイルほどのペンを片手に

おもしろいことをたくさんしたい

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21:00ごろホテルに戻り、シャワーを浴びたりネットチェックしたりして、現在は日付変わって10/30。1:48。ホテルの12人部屋(今はオーストラリア人のヘイデンと二人で使用中)のベッドの上でここまで書きました。明日は2万人のフルムーンパーティー。どんな感じなのか見当がつかない。楽しみだ。